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京都一周トレイルとは?
「京都一周トレイル」は、京都市の周囲を一周するように整備された全長約83kmの登山・ハイキングコースです。山道や街道を繋ぎながら、京都の豊かな自然や歴史、文化を堪能できるトレイルとして、多くのハイカーや観光客に親しまれています。
「京都一周トレイル」は、以前からずっと歩いてみたいと思っていたコースです。今回は、2024年12月10日に名古屋で開催された日向坂46の「Happy Magical Tour 2024」愛知公演に参加した翌日の12月11日(木)、トレイルの東山コース1〔伏見・深草ルート〕を踏破しました。
東山コース1〔伏見・深草ルート〕
今回利用したガイドブックは、「京都一周トレイル会」公認の『京都一周トレイルマップ&ガイド 全5コース・14ルートを楽しむ』です。
東山コース1〔伏見・深草ルート〕の全長は9.5kmで、標準コースタイムは3時間40分。
詳細については後ほどお話しします。
スタート地点:京阪伏見桃山駅 (F1)

スタート地点は京阪電車の伏見桃山駅です。コース全体には標識が設置されており、すべてに番号が振られています。万が一、けがや救助が必要な場合でも、自分の位置を伝えやすくなっていて安心です。
伏見・深草ルートは、東山コース全線が開通した後に新たに設置されたコースのようで、標識番号には「F」が付いています。
前日は名古屋に泊まったため、スタート地点に到着した時点ですでに10時を過ぎていました。京阪電車の線路を越えた先には商店街があり、そこで軽食を取ってからようやく出発しました。
御香宮神社
出発して間もなく、車道の中央に立派な鳥居を見つけました。「御香宮神社」という、かなり大きな神社のようだったので、少し寄り道してみることにしました。
表門の鳥居をくぐると、すぐ右手には「桃山天満宮」の境内があり、イチョウの黄葉がちょうど見頃を迎えていました。


本殿

御香水(名水百選)
神社の名の由来となった清泉。平安時代の貞観4年、境内より水が湧き出し、良い香りが四方に漂い、この水を飲むと病気がたちまち癒えた。この奇瑞により、清和天皇から「御香宮」の名を賜った。
今回のコースでは基本的に水の補給に困ることはありませんが、せっかくなので500mlのペットボトルに水を満タンにして持ち帰りました。
御香水(名水百選)

刺繡の御朱印

京都の乃木神社
私は日本の歴史に詳しくないので、初めて標識で「乃木神社」という文字を見たとき、驚きました。京都にも乃木神社があるなんて…。


拝殿

境内には、わずかに紅葉が残っていました。


12月限定御朱印

伏見桃山城
今回のハイキングはコースを決めたものの、沿線の観光スポットについて事前には特に調べていませんでした。何があるのかは、楽しみの一つです。
乃木神社に続く次の観光スポットは伏見桃山城です。現在の天守閣は復元されたものですが、なかなか立派なお城でした。ただし、建物が耐震強度を満たしていないため、天守閣の内部を見学することはできません。
伏見城(ウィキペディア)
模擬大手門

模擬天守と小天守(左)

城の周辺には、まだところどころ紅葉が残っています。


(株)エアトリ 運営 ※東証プライム上場会社



伏見北堀公園
伏見北堀公園は、伏見城築城当時の北側にあった外堀の遺構を利用して整備された公園です。観光スポットというわけではありませんが、静かで雰囲気の良い公園でした。


伏見北堀公園


このあたりの標識の番号は「F11」。全体の三分の一弱ですが、出発からすでに2時間以上が経過しています。寄り道が多すぎて、少し遅れが出てきました。
(株)エアトリ 運営 ※東証プライム上場会社
大岩山展望所
標識「F11」の近くには、もう一つ道標があります。次のスポット「大岩山展望所」までは1500mと記されています。
大岩山展望所までの道中には特に観光スポットらしい場所がなかったため、気に入った写真だけを載せておきます。
12月のコスモス

コダチダリア

竹林の小径

謎の門番

大岩山展望所のベンチで小休憩を取りました。後になって、ここからさっき通った伏見桃山城が見えることを知りましたが、当時はおそらく大阪方面の高層ビルに目を引かれていて、全く気づきませんでした。

異世界のような大岩神社
この前、「今回のハイキングはコースを決めたものの、沿線の観光スポットについて事前には特に調べていませんでした。何があるのかは、楽しみの一つです。」と書きましたが、早速その判断が裏目に出ました。
おそらく、標識「F19」に記されていた大岩神社方面の分岐には気づいていたはずです。しかし、その先に見えた鳥居が小さく、よくある小さな無人神社だろうと思い込み、そのままスルーしてしまいました。


後でガイドブックを確認したところ、「堂本印象の鳥居は二基ある」と書かれていました。そのうちの一基は大岩神社本殿の所在場所にありますが、本殿はコースを外れているため、前述の通り行きませんでした。
もう一基はコース上にあり、通過した際にはまるでジブリの世界に飛び込んだような異様な空間に衝撃を受けました。そのため、本殿にあるもう一基の鳥居を見に行かなかったことを、後から凄く後悔しました。
やはり、今後は事前にコース上の観光情報をしっかり確認した方がよさそうですね。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
堂本 印象(どうもと いんしょう、1891年〈明治24年〉12月25日 – 1975年〈昭和50年〉9月5日)は、日本画家。帝室技芸員。日本芸術院会員。本名:堂本三之助。
途中、このような小さな祀る場所がいくつかありました。


ここからが本番です。


これぞ「堂本印象の鳥居」。この光景には本当に圧倒されました。



私の進行方向は大岩山展望所から大岩街道方面、つまり山を下る形でした。おそらく、最後に見た鳥居が正門だったのだと思います。


終点の伏見稲荷大社
京都の竹林といえば、やはり有名ですよね。ネットで検索すると、「おすすめの竹林スポット5選」や「10選」といった記事がたくさん見つかりました。
大岩神社を通過した後、しばらくは林道を歩くコースが続きます。この道中にも雰囲気の良い竹林が広がっていました。


林道を抜けて大岩街道に出た後、しばらく車道沿いを歩き、再びトレイルらしい道に入ります。この道中でも、美しい竹林にたびたび出会いました。


道標を見ると、周囲にはいくつかの観光スポットがあるようです。しかし、今日中に横浜に戻らなければならないため、寄り道はせずに先を急ぎます。
気に入った写真


伏見稲荷大社の境内に入ると、観光客が一気に増えました。人が写り込んでいない写真を撮るのは難しかったため、最後はこの写真でこのブログを締めくくります。

京都の魅力を再発見!
今回歩いた京都一周トレイル東山コース1〔伏見・深草ルート〕は、観光客で賑わう京都の中心部とは異なり、静けさの中で歴史や自然の魅力を存分に味わえるルートでした。有名な観光スポットではなくても、伏見の歴史ある神社や、竹林に囲まれた山道、ひっそりと佇む大岩神社など、京都の奥深い文化や自然に触れることができました。
人混みを避けて、静かな道を歩きながら京都の風景をゆっくり楽しむ——そんな時間の贅沢さを改めて実感しました。京都にはまだまだ知らない魅力がたくさんありそうなので、またチャンスがあれば、ぜひ京都一周トレイルの続きを歩いてみたいと思います。次はどんな風景と出会えるのか、今から楽しみです!