2024年5月12日追記(最終)
運用が終了しました
元々長期運用の実戦検証が目的ですが、今年1月急に出費があって、どうしても資金が回らなくて、やむを得ずこっちの運用を停止し、全てのポジションを決済して出金しました。
幸いこの時点ですでに60%以上の利益がありました。もし含み損の状態だったら、損きりするしかないです。そう考えると、やはり余裕資金を使って運用するのは一番大事です。
最終結果は?
運用期間は2023年1月20日から2024年1月12日まで、投入資金100,000円、終了時口座資産は166,542円、ほぼ1年間で約66%の収益でした。
2023年8月24日追記
今の運用状況は?
前回の3月3日の報告より5ヵ月以上経ちました。今の運用状況はどうなっているでしょう?実は円安の波を乗ってすごく好調で運用資金は140%まで増えました。
円安はどこまで進行する?
勿論私はわかりません。個人的にはいまの運用を一旦停止して様子見にしてもいいではないかと思いますが、一応長期運用の実戦検証が目的なので、そのまま運用し続けるつもりです。最新の運用状況(現在は2023年8月24日まで)は記事の最後に記載しています。
FXの自動売買システム
FXはハイリスクの取引
「当社が提供する外国為替証拠金取引は、元本および利益が保証された金融商品ではありません。相場変動、金利変動のリスクにより、損失が発生する場合がございます。さらに、レバレッジ効果によりお客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となる分、証拠金額を上回る損失が発生する可能性があります。……」
上記のような内容はどこのFX会社でも、必ず自社のホームページとかガイドブックとかで重要事項として掲載しています。近年、多くのFX会社が少額投資(1,000通貨単位)と自動売買を提供するより、FXの世界は随分入りやすくになっただが、FXはハイリスクの取引、これはずっと変わっていない、常に念頭に置いた方がよいと思います。
「自動リピート注文トラッキングトレード」とは?
今回私が紹介したいのは株式会社FXブロードネットが提供する「自動リピート注文トラッキングトレード」です。トラッキングトレードは、「安く買って、高く売る」注文を複数仕掛けて、売り買いを自動で繰り返すことで、為替相場の細かい上げ下げを利用して、利益をコツコツ狙います。この記事は主にトラッキングトレードの設定方法を解説します。自動売買システムの詳細、およびメリット・デメリットの説明について、ここで一旦割愛します。そしてよりリアルの体感を追求するため、運用資金が少ないですが、私が実の口座を開設して、いまトラッキングトレードを実践しています。FXブロードネットが1,000通貨/1Lotのコースを提供していますので、 およそ4,000円で資産運用を始めることができます。お陰で少額でもトラッキングトレードを利用できます。
FXブロードネットの口座開設はここをクリック。口座開設は申込フォームを従って進めれば、特に難しいことがありません。詳しい説明は割愛しますが、いくつの注意点があるので、ここでちょっと抜粋して説明いたします。
FXブロードネットの口座開設時の注意点
口座開設時取引コースの選択はできません。
口座開設時の取引コースはデフォルトの「ブロード25Sコース」になります。「ブロード25Sコース」は10,000通貨単位の運用なので、あくまで個人的の感覚ですが、トラッキングトレードをスムーズに運用したいなら、少なくとも100万円以上の資金が必要と思います。ここでFXブロードネットが少額投資に対し用意したのは1,000通貨単位で取引できるの「ブロードライトコース」です。口座開設の手続きを完了して専用トレードアプリに登録できるになったら、アプリの中に簡単に追加できます。
※この記事の解説用画面はすべてFXブロードネット社が提供するiPhone専用アプリ「FXブロードネットZero」から取得したものです。
アプリ画面右下のメニューから【メニュー > 設定 > コース追加】の順番で押すと、コース追加の画面を辿り着けます。ここでいろんなコースを追加できます。追加したコースが新たなログインIDを発行され、この新しいログインIDを使って新規追加したコースに登録できます。
ここで一つの問題が気づきました。自分が選んだ取引コースを確認したい場合、iPhone専用アプリなら「メニュー画面内 → 「口座状況」に記載がございます。」とFXブロードネット社のホームページに掲載していますが、私が何回も確認した結果、こういう記載が見つかりません。ただ通常コースとライトコースを区別したいなら、ほかの方法があります。詳しい説明は後程にしますが、コースを追加しすぎると逆に混乱を招くかもしれないので、通常コースとライトコースをそれぞれ一つがあればよいでしょう。
各コースの間資金の共用はできません。
例えば「ブロード25Sコース」にて利用できる証拠金は10万円がありますが、「ブロード25S」以外のコースはこの10万円を取引に利用できません。利用したい場合、【メニュー > 入出金 > 資金移動】の画面で、別コースへの資金移動は必要です。
どの取引コースでログインしたのか?
前述のように、iPhone専用アプリの中に取引コースを確認できる箇所を見つかりませんでした。ただ通常コースとライトコースなら【メニュー > スワップ証拠金】の画面で区別できます。
下記左の画面はライトコース、右のは通常コース。「証拠金」の列を見ればこの違いが一目瞭然。
※ZAR/JPY(南アフリカランド/円)の場合、
ライトコースは10,000通貨単位、通常コースは100,000通貨単位になります。
そして「売」「買」列で表示されたスワップポイントはすべて10,000通貨単位の金額です。
※スワップポイントとは、金利が異なる2つの通貨間で受けとる金利と、支払う金利の差額を指します。金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売ることで、買いの通貨に発生する受け取る金利は、売りの通貨に発生する支払う金利より多くなるため、差額の調整額であるスワップポイントを受け取ることができます。
前置きがちょっと長くなったが、ここから実戦の状況を話します。
トラッキングトレードの実戦解説
どの通貨ペアを選ぶのか?買いと売りどっちを選ぶのか?
私個人的には「長期運用・スワップポイント重視」を前提としています。その結果、「CAD/JPY(カナダドル/円)」の買いを選びました。一見CAD/JPYは王道の「USD/JPY(米ドル/円)」と比べるとスワップポイントが30%少ないと見えるが、実はそんな大差ではありません。ここは証拠金の考慮も必要です。
例えば、ある日USD/JPYのスワップポイントは165円、1,000通貨単位の証拠金は5,160円;CAD/JPYのスワップポイントは115円、1,000通貨単位の証拠金は3,830円。ここでUSD/JPYの証拠金を基準として換算すると、CAD/JPYのスワップポイントは、「(5,160÷3,830)×115≒155」になります。この差は6%ぐらいです。
そして私がCAD/JPYを選ぶ最大の理由は、想定変動幅を1000.0 PIP(10円)、対象資産を100,000円で指定する場合、ポジション間隔(値幅)はちょうど100.0 PIP(1円)、最大ポジション数はちょうど10ポジションとなりました。この結果はトラッキングトレードの実戦状況の検証に対し、すごく計算しやすくなりました。
だから私がCAD/JPYを選んだ理由は本当に適当で、決して皆さんにCAD/JPYを推薦することではありません。(笑)
トラッキングトレードの運用を始めましょう!
設定方法は簡単です。
・【メニュー > トラッキントレード > トラッキングトレードを開始する】を順番で押すと上記左の画面が出ます。ここで「任意注文設定」を選びます。
・「任意注文設定」を押すと上記右の画面が出ます。ここで各項目を設定する。想定変動幅が自分で設定する場合、ボラティリティ参考期間を気にしなくてもいい。
・ここは多分私がトラッキングトレードを使って唯一戸惑ったところです。この画面で「テンプレート表示」を押さないと、ポジション間隔(値幅)と最大ポジション数がわかりません。何か計算方法がないか、公式ホームページで探しましたが、結局見つからなかった。ここはちょっと気になってそして自分で計算方法を探し出すに挑みました。試行錯誤したが結果ようやくわかりました。これはこの後で説明します。
・「テンプレート表示」を押すと、上記左の画面になります。ここでようやくポジション間隔(値幅)と最大ポジション数が表示されます。そして手数料の表示もありました。トラッキングトレード以外の取引手数料は無料ですが、トラッキングトレードについては、10,000通貨当たり片道200円の手数料が発生します。この手数料はちょっと高いと思っていますが、ホームページを見ると、手数料のキャンペーンがよくやっている感じです。実際の画面を見ればわかると思いますが、手数料は0円です。なぜというと、ちょうど新規口座開設のトラッキングトレード運用に対し、手数料無料のキャンペーンを実施中です。
・引き続き「登録 > はい」を押すと、登録が完了となります。
・そしてアプリ画面下の「ポジション」を押すと、一つのポジションがありました。通常はスプレッドがあるため、約定直後の評価損益はマイナスの時多いですが、これは特に気にしなくてもいい。私がこの画面をとった時ちょっと時間が経っちゃったため、評価損益はプラスになりました。
ちなみにFXブロードネット社が業界トップクラスの低スプレッドを提供しています。ドル円のスプレッドで現在ではなんと「0.2銭」を実現しました。
トラッキングトレードの実戦解説は一旦ここまで、半月後勝負問わず運用の状況を報告する予定です。この記事のタイトルは「FX初心者向け」と書いていますが、FXの基礎知識を殆ど話していません。FXの基礎知識はFXブロードネット社のホームページを見れば大体答えを見つかります。ぜひご活用してください。
ポジション間隔(値幅)と最大ポジション数の計算方法
最後はポジション間隔(値幅)と最大ポジション数の計算方法を説明します。計算方法はFXブロードネット社ホームページの下記の画像を参考して計算しております。なお、計算結果のポジション間隔(値幅)はスプレッドより小さい場合、「テンプレート」の結果と一致しない可能性があります。
各パラメータの設定:
M → ポジション間隔(値幅)
N → 最大ポジション数
A → 証拠金
B → 最大損失額 = 想定変動幅 × 通貨単位
C → 対象資産
計算式:
N = (2 × C - B) ÷ (2 × A + B)
M = 想定変動幅 ÷ N
それでは、1,000通貨単位のUSD/JPYを例として実際に計算してみましょう。
各パラメータの設定:
M → ポジション間隔(値幅)
N → 最大ポジション数
A → 証拠金:計算時1,000通貨のUSD/JPYの証拠金は5,200円
B → 最大損失額 = 想定変動幅(10円) × 通貨単位(1,000)= 10,000円
C → 対象資産:98,000円
計算式:
N = (2 × C - B) ÷ (2 × A + B)
= (2 × 98,000 - 10,000) ÷ (2 × 5,200 + 10,000) ≒ 9.12
※ここの小数は切り捨て、つまり最大ポジション数は 9 です。
M = 想定変動幅 ÷ N = 1000 PIP ÷ 9 ≒ 111.1 PIP
トラッキングトレード運用の成績は?
2023年1月20日~2023年3月3日
ご覧の通り3月3日時点で所有ポジションは1個、含み損は432円ですが、確定利益は7,652円です。およそ一月半で約7.6%の利益を得ました。この期間中は偶に口座の状況を見るだけ、これこそ「不労所得」と言えるでしょう。勿論ずっとこのような順調に稼ぐとは言えないですが、いま日本のゼロ金利を考えると、やはり実践する価値があると思っています。
2023年1月20日~2023年8月24日
2023年8月24日時点で所有ポジションは3個、含み損は597円、確定利益は44,336円です。7ヶ月で約44.3%の利益を得ました。
2023年1月20日~2024年1月12日(終了)
全決済を実施すると運用中のトラッキングトレードがすべて停止しますが、もし複数のトラッキングトレードの中に一部を停止する場合、まず停止したいトラッキングトレードを削除します。削除した後約定したポジションはそのまま残っているのでご注意ください。決済したい場合手動で実施するが必要です。
2024年1月12日運用終了時点で確定利益は66,542円、1年間約66.5%の利益でした。